民主法律時報

コロナ被害の実態と切実な願いは、まともな政治への転換の緊急性を可視化~フードバンク&大相談会のとりくみより~

大阪労連 菅  義人

2021年3月24日・25日の午後、大阪社会保障推進協議会などの主催で「コロナ災害に負けへんで !! フードバンク&大相談会」が、大阪市役所南側の中之島公園女神像前で開催されました。コロナ禍で苦しむ国民・府民に冷淡な菅政権や維新政治に対し、コロナ被害を力を合わせて乗り越えようと、フードバンクでは団体や事業者の協力で食料品や日用品を、大相談会では労働・医療・歯科・生活・法律・女性専用の各相談ブースを準備し、各組織からのボランティアや相談員の協力で取り組みました。

 初日は春の陽気、2日目は雨まじりの中、94人が来場。大阪労連と加盟組織は、食料品などの運搬、設営、案内と労働相談コーナーを担当しました。コロナ禍での解雇や雇止め、収入減、廃業、支援金・給付金の不適用や給付期間の問題、家もなく食事もとれない中でフードバンクと相談会から医療につながるなど深刻です。公的支援策は全く足りていません。またコロナ禍は女性を直撃しています。相談者から「本当にありがとう」という言葉を聞くほど、菅政権や維新政治への怒りを禁じえません。

コロナ禍だからこそ声を上げ、拡げ、コロナ被害を乗り越える施策の実現と憲法に基づくまともな政治への転換は急務です。

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