民主法律時報

非正規会議  連続ZOOM学習会のご案内

弁護士 中村 和雄(京都)

日本の非正規労働は、不安定雇用はもとより差別待遇と自立して生活できない低賃金を特徴としていますが、それにとどまらず、法律が保障する最低基準の労働条件の確保や団結権など当然の権利さえ実現できない状況のもとにあります。私たちは、こうした非正規労働問題を「労働のあるべき姿」という視点に立って、抜本的、かつ長期的視野にたって解決しなければならないと考え、2009年11月、「非正規労働者の権利実現全国会議」(略称「非正規会議」)を結成しました。運営を担う担当者の多くは民法協の会員です。

コロナ禍のなかで、ますます正規と非正規の格差が拡大し、非正規労働者の雇用が厳しくなっています。わが国の雇用のあり方を大きく変えていくことが必要です。非正規会議では、非正規問題に詳しい豪華講師陣により連続学習会を企画しました。いずれも午後6時から7時30分までの予定です。参加費無料です。ぜひ、ご参加ください。

第1回 2021年1月21日
今野晴貴さん(NPO法人「PO SSE」代表理事)
「若者雇用の変化と労働組合」
第2回 2021年2月4日
竹信三恵子さん(ジャーナリスト・ 和光大学名誉教授)
「女性非正規の闘い」
第3回 2021年2月18日
安周永さん(龍谷大学准教授)
「非正規労働者の権利実現運動の あり方=日韓の比較を通じて」
第4回 2021年3月4日
川村雅則さん(北海学園大学教授)
「官民の非正規労働問題―制度格 差と共闘の必要性を視野に入れて」
第5回 2021年3月18日
伍賀一道さん(金沢大学名誉教授)
「コロナ禍における雇用状況の変 化と今後の労働のあり方」

お申し込みは「非正規会議」のホームページからお願いします。

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