民主法律時報

初夏も・・・ ブラック企業対策! 判例ゼミに学ぶ

弁護士 西田 陽子

1 初夏のゼミ
5月23日(水)も、ブラック企業対策! 判例ゼミが開催されました。今回のお菓子は、風月堂の神戸限定商品、神戸異人館巻という和菓子です。
和菓子をリクエストしたのは、ほかでもない、当会副会長の豊川義明弁護士です。本ゼミは主に若手を対象としていますが、議論を発展させるには上の期の弁護士の参加が必要なので、特別にお願いしてお越しいただきました。また、ゼミの創始者である中西基弁護士もかけつけてくださいました。
テーマは「パワハラの事実認定」。今回の参加者も 名程度であり、ほぼ満席となりました。

2 ゼミの内容
取扱った判例・裁判例は、①関西電力事件(最三小判平成7年9月5日労判680号28頁。冨田弁担当)②A保険会社上司事件(東京高判平成17年4月20日労判914号82頁。加苅弁担当)③日本ファンド事件(平成22年7月27日労判1016号35頁。稲生弁担当)④医療法人財団健和会事件(東京地判平成21年10月15日労判999号54頁。安原弁担当)の4つです。

さて、通常であれば、ゼミで取り扱った裁判例を順番にご紹介するのですが・・・何と言っても、豊川弁護士が参加なさっているとのことで、①の関西電力事件を中心にお話しします。

関西電力事件は、共産党の構成員・支持者に対して行われた監視・ロッカーの無断点検・仲間はずし行為などが彼らの人格的利益を侵害する不法行為とされた著明な事件です。1971年に神戸地裁に提訴され、1995年9月5日の最高裁判決までの長きにわたり、裁判闘争が行われました。豊川弁護士は、当時、弁護団員としてご活躍でした。
長い裁判闘争のご経験から、権利主張のあり方や立証の仕方についてのためになるお話あり、証人尋問に関する人情味のあるエピソードあり。貴重なお話をたっぷり拝聴することができました。

②ないし④の裁判例の発表も、事実関係や判例・裁判例の解釈につき丁寧に調べられたレジュメに基づいており、豊川弁護士や中堅の弁護士の参加により、普段に増して活発な議論がなされました。全ての参加者の方に厚く御礼申し上げます。

3 今後の日程等について
次回開催日程は、7月末頃を予定しています。今後は、第3水曜日から変更になる予定です。ご参加予定の方は、日程を、事務局の西田(TEL:06-6311-9180)までお気軽にお問い合わせください。

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