民主法律時報

労働審判支援センター「労働審判員との第4回懇談交流会」

大阪労連 遠近 照雄

2016年6月7日、おおさか労働審判支援センターとして、大阪労連推薦の労働審判員との4回目の懇談・交流会を開催し、9人が参加しました。安原邦博弁護士から「雇止めとカフェベローチェ事件」の報告を受け、意見交換をおこないました。この事件は、約8年半契約更新を繰り返したアルバイトに対する雇止めの有効性等が争われた事件です。東京地裁判決は学生アルバイト等のアルバイト従業員の雇用を法的に保護する必要性は乏しいとの価値観を大前提に、原告敗訴の極めて不当な判決がだされたものです。参加者の討論でも地裁判決のおかしさ、辞めさせる時の『鮮度が落ちる』発言等について、各々から判決の不当性を指摘する意見がだされました。控訴審では和解協議の場で高裁裁判官から「原審が労契法19条2号該当性を否定したことには問題があると考えている」旨の発言があり、勝利的和解解決を果たしています。
交流では、いま残業代等未払賃金請求事件が多くなっており、コマーシャルで有名な大手法律事務所の問題点について審判員からも指摘、報告がありました。
第5回目を12月6日(火)午後6時30分から開催し、11月に行われる裁判所の労働審判員研修等について報告いただきます。

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