労働相談懇談会に参加して

2019年01月15日

弁護士 清水 亮宏

 2018年11月22日、2019年度第1回労働相談懇談会が開催されました。当日の内容を簡単に報告させていただきます。
西川大史弁護士から、2018年8月以降の労働情勢について報告がありました。パナソニック子会社の労災民訴裁判、建設アスベストの大阪高裁判決、NHK地域スタッフの最高裁判断などについて、簡潔でわかりやすく報告いただきました。この間、大阪からも注目の判例がいくつか出ています。

続いて、村田浩治弁護士から、「2018年改正派遣法3年目見直しの相談活動と労働組合の課題」と題してご講演いただきました。
2018年問題、労契法20条裁判の最高裁判決、改正労働者派遣法の見直しなど、2018年に非正規の話題が多かったことに触れつつ、労働者派遣法の内容や、2012年改正・2015年改正の内容などについてわかりやすくご報告いただきました。
また、2017年9月から非正規労働者の権利実現全国会議で実施している派遣労働者アンケートの集約結果や、ネット相談に寄せられている相談内容についてもご報告いただきました。直接雇用義務が生じる3年を期に派遣切りが行われており、派遣労働者の身分が不安定になっていること、紹介料が高く直接雇用が進まないケースが存在することなど、派遣労働者の置かれた状況について報告がありました。問題を啓発し、派遣労働者が相談・行動しやすい環境を作っていくことが重要であると再認識する機会になりました。

次回は2019年2月22日18時30分から、国労大阪会館1階ホールで開催されます。テーマは「長時間労働と三六協定について」(講師:須井弁護士)です。ぜひ、ご参加ください。