民主法律時報

河村武信先生を偲ぶ会、盛大に開催

弁護士 城塚 健之

 昨年9月20日に亡くなられた河村武信前副会長。その生涯を通じた、ふだんの優しさと、社会的不正義に対する強い怒り、そして正義を希求する人々への惜しみない献身は、多くの人々の胸に深く刻み込まれています。そうした河村先生と共に過ごした思い出を語りあうために、河村先生にゆかりの深い民法協現旧役員、労働組合代表の呼びかけで、3月25日、国労会館において、「河村武信先生を偲ぶ会」が開催されました。当日は、河村先生の奥様ほか家族4名を含む146名の方々にお集まりいただき、会場はあふれかえらんばかりの思いに包まれました。

開会の辞は大江洋一副会長、献杯の辞は小林つとむ前会長。呼びかけ人からは、萬井隆令会長、井戸敏光国労西日本本部委員長、荒田功大阪自治労連委員長、宇佐美俊一JMITU副委員長、高本英司大阪府保険医協会理事長、玉川和隆大阪府歯科保険医協会名誉理事長からごあいさつ。このほか、参加された多数のみなさまからも、それぞれ懐かしい思い出を語っていただきました。

司会は、河村先生の「唯一の弟子」である私(河村先生のもとで弁護修習をさせていただいたのは私だけなのです)と、河村先生が弁護団として奮闘された国立病院独法化に伴う雇止め事件の当事者だった嘉満智子(大阪労連事務局)さん。萬井会長、大江、豊川両副会長のごあいさつは、あふれる思いゆえか、予定時間をオーバーし、司会としては、やきもきさせられました。

あっという間の2時間半で、名残は尽きませんでしたが、最後に、ご次女の河村文さん(弁護士・三多摩法律事務所)から、4人のお子さんのお名前の由来も含めた心温まるごあいさつをいただき、豊川義明副会長の閉会の辞で幕を閉じました。

また、追悼文集は、ご寄稿いただいた  名のみなさまの思いの込められたものとなりました。私自身、編集作業をする中で、あまり存じ上げていなかった河村先生の「伝説」を知り、感慨を覚えました。なお、この文集には、豊川副会長が長年大切に保存されていた河村先生の手書き原稿などの貴重な資料も収められています。

河村先生と同時代をたたかわれた諸先輩方、私のような「不肖の弟子」、そして河村先生率いる最後の大弁護団(NTT  万人リストラ事件)で教えを受けた最若手の井上耕史事務局長まで、あらゆる世代の者が、河村先生からさまざまな遺産を受けとりました。これをどう引継ぎ、新しい時代に合わせて発展させていくか。それはひとえに私たちにかかっています。

最後に、会場設営にご尽力いただいた国労近畿地本の平野清春書記長と、文集印刷や当日の裏方を一手に引き受けていただいた井上事務局長に、この場をお借りして感謝を申し上げます。

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