民主法律時報

日比谷野音 5・11雇用と暮らしの底上げアクションに参加して

弁護士 清水 亮宏

2016年5月11日、東京の日比谷野外音楽堂において「アベ政権はもう嫌だ!~次に来る矢は〝解雇自由〟と〝定額働かせ放題〟」と題した集会が開催されました。民法協の一員として、井上事務局長と私が参加しました。
当日は、労働者、市民、労働組合、弁護士など1800人以上が日比谷野外音楽堂に集結し、「解雇自由」と「定額働かせ放題」の導入を許さないと強く訴えました。
集会は、日本労働弁護団の徳住堅治会長からの「解雇自由と定額働かせ放題の導入に断固反対し、働き甲斐のある人間らしい労働の確立が必要である」との訴えに始まり、同弁護団の棗一郎幹事長による情勢報告、民進党・共産党・社民党の各議員からの連帯のあいさつ、ナショナルセンターの違いを超えた連合・全労連・全労協代表者からの連帯のあいさつ、参加諸団体からのアピールなどが行われました。
集会の最後には、参加者全員で、「守れ!1日8時間労働」「なくせ!ブラック企業」などと書かれたポテッカーを、厚生労働省に向けて掲げ、力強いアピールを行いました。
集会終了後には、参加者で銀座をデモ行進し、労働条件の改善を訴えました。
日本型雇用が崩壊し、正社員の中でも、長時間労働、低賃金、不安定を特徴とする「周辺的正社員」と呼ばれる労働者類型が登場したと言われています。このような状況の中で、長時間労働を促進し残業代未払いを合法化するホワイトカラーエグゼンプションが導入され、解雇が自由化されてしまえば、労働者はいよいよ闘う手段を失ってしまいます。はじめは一定の歯止めが設けられたとしても、派遣法改悪の経緯を見れば、「小さく産んで大きく育てられる」ことは目に見えています。制度の導入前に、これらの法案に断固反対する国民の声を上げていかなければならないと強く感じさせられる集会でした。

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