民主法律時報

「私は変える with you JAL不当解雇撤回! 仲間にエールを! 怒るみんなの大集会」ご報告

弁護士 南 部 秀一郎

 8月31日、エルシアターに於いて、「私は変える with you JAL不当解雇撤回! 仲間にエールを! 怒るみんなの大集会」が開催されました。当日は900名以上の方に参加して頂き、大盛況でした。その報告を、原告の神瀬麻里子さんのお話を交えて行います。

 この集会の発端は、5月22日の関空プロジェクトの会議にさかのぼります。その会議では、3月29日、30日の東京地裁における、日航不当解雇事件に対する不当判決後、高裁に向  けてどうするかが話し合われました。そこでは、原告及びプロジェクトのメンバーから、「地裁は原告の顔が見えない訴訟になってしまった」「JALの問題はJAL関係者だけの問題ではない」「交通インフラの安全、不況による安易な解雇の広がり、若年者に期間雇用を強いる職場内の不平等といった、社会全体の問題だ」「より広い層に支援を広げたい」との声があがりました。その声に対し、梅田章二弁護士から、シンポジウムを行おうという提案がされ、準備がはじまります。

 では、準備の話については、実際に実行委員会で準備に大車輪の活躍でした、原告の神瀬さんのお話を引用します。
「6月11日に第1回の実行委員会が開かれ、23名もの方が集まってくださいました。最初は『いったい今日は何の会議ですか?』という方が多くて、ビックリしました。」「8月31日の本番までに、実行委員会が4回、学習会が1回、企画会議が3回、事務局会議が6回、合唱練習会が3回、ビデオ撮りが1回行われました。」「練りに練った企画案が完成し、入場チケットが完成したのが7月11日でした。その日のうちに有料チケット3000枚の通し番号を印刷し、オルグがスタートしました。」「高裁宛ての署名用紙が完成したのもちょうどその頃でした。8・31 集会宣伝と署名要請をセットにし、集会での訴えも含めて166か所にオルグに行きました。」「 原告だけでなく、実行委員のみなさま(梅田先生、ANA現役CA尾崎恵子さん、現役CAP中小路さん、五十嵐さん、山﨑 先生、南部先生、大畠さん、阪南地区協の藤原さん、福山さん)が同行してくださったのがとても嬉しかったです。」「暑い日に、資料がどっさり入ったピギーバッグをひきずってでかける毎日でした。正直言って時には投げ出したくなる日もありましたが、行く先々で励まされました。その場でチケットを買ってくださる団体そして団体署名を書いてくださる団体。まあゆっくりしなさいとアイスコーヒーや冷茶をだしてくださるところもあり、涙が出そうになったこともありました。」「集会終了後も大阪支援共闘会議のデスクの上に続々と署名が届いています。」
 結果、実行委員会には60名の委員が集まり、それぞれの持ち場で集会の準備は進み、8月31日の集会当日となります。

 集会では、開始を告げる機内アナウンスのあと、署名活動をする原告と通行人の寸劇で集会のテーマが紹介されます。そして、JAL訴訟の背景を原告の西岡さん、神瀬さんのインタビューやアニメなどを用いて説明するVTRが放映されました。(このVTRは you Tube で観覧可能です。「あの空へ帰ろう」で検索してください。)その後、日航で雇い止めにあった契約制キャビンアテンダントの方や、震災・原発事故で福島から避難された方、大阪市職員の方など7人の人たちに起こった「わけのわからないこと」のリレートークへと続きます。そして、大阪のうたごえ協議会の皆様の合唱のあとには、原告が登場。それぞれの、会社、仕事、そして解雇撤回のたたかいへの思いを語ります。そして、梅田弁護士の今後の活動提起をふまえ、フィナーレでは、会場の参加者に配られた「光の指輪」が振られ「ありがとう」の曲の大合唱となりました。

 集会は本当に感動的なものでした。最後に、もう一度、神瀬さんのお話を引用します。
「実行委員会の回を追うごとにみんなの中で集会のイメージがはっきりしてきました。『JALの闘いのことも良くわからないし、途中で実行委員を辞めよかな、と思ったこともあったけど学習会で安原弁護士の話を聞いて、これはほっておけない!と思った』と語ってくれた実行委員の方もおられました。」
「たくさんの方の力が結集して集会の成功につながりました。当日檀上で「わけのわからないこと」を語ってくださったみなさん、チケットやチラシを作ってくださったみなさん、効率よくオルグにまわる段取りを考えてくださったみなさん、オルグに行くための運転を買ってでてくださったみなさん、舞台効果に尽力くださったみなさん、「心つなごう」「誓い」を歌ってくださったみなさん。JAL集会にご参加くださったみなさん。みなさんに心から感謝です。」
「今までの裁判活動でお会いできなかった方とたくさん知り合いになれました。支援の輪、いや「がんばる輪」が広がったことを実感しています。JAL集会で吹いた風を弱めることなく、控訴審で勝利を得たいと思います。」
「これからもよろしくお願いいたします。」
 なお、「私は変える JAL」で検索して頂きますと、集会のホームページが出てまいります。そちらもご覧ください。

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