民主法律時報

SNS活用法講座 ⑥ 団体ページを開設しよう

弁護士 清水 亮宏

1 はじめに
SNS活用法講座、第6回は〝団体ページを開設しよう〟 です。
Facebookでは、個人名で登録する個人ページと、団体名で登録できるFacebookページがあります。SNSを始める際は、個人ページから始めることが多いですが、労働組合やNPOなどの団体の運営や事務に携わっている方は、ぜひ団体名でのFacebookページの開設・活用をご検討ください。

2 Facebookの団体ページを開設しよう

(1) Facebookページの特徴
Facebookページは、団体名での登録が可能です。友達申請の機能はありませんが、Facebookページに「いいね!」を押してくれた人と繋がることができ、Facebookページからの情報発信が繋がった人のタイムライン(その人のページ)に表示されるようになります。
Facebookページは、Facebookに登録していない人でも、インターネット検索等を通じて閲覧することができるため、ホームページのような役割を果たすことも可能です。また、個人ページについては、友達の数が5000人までという制限がありますが、Facebookページにはそのような制限がありませんので、気兼ねなく輪を広げることができます。

(2) 情報発信の分析が可能
Facebookページへの「いいね!」が一定数以上(現時点では30個以上)になると、「インサイト」というツールを使うことができます。これは、投稿が配信されたユーザー数、記事毎のコメント・シェア数などを分析できるツールです。どのような投稿が多く閲覧されたのか、どのような人が記事を閲覧しているのかなどのデータを分析することができますので、効果的な情報発信に繋げられます。

(3) イベントの告知・広報ができる
Facebookページでは、イベント作成機能があります。イベントの名前・場所・時間等を登録すれば、簡単にイベントの告知ができます。イベントの告知を多くの人にシェアしてもらうことができれば、宣伝効果も期待できます。

(4) 複数人で運営しよう
Facebookページは複数人で運営することができます。複数人で運営することで、1人の作業負担を軽減することができますし、(運営者間で)SNS活用のノウハウや経験を共有するきっかけにもなります。複数人でFacebookページを運営している団体では、「第1週は〇〇が担当」「〇〇に関する記事は〇〇が担当」など、時期や項目に応じて担当者を決めているところが多いように思います。

3 さいごに
いかがでしたでしょうか。興味を持たれた方は、ぜひ、「Facebookページの設定方法」で検索してみてください。

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