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[国際]に関する記事

年金引下げ違憲訴訟大阪事件 不当判決

2020年09月15日

弁護士 喜田 崇之 第1 はじめに 2020年7月9日、大阪地裁にて、年金引下げ違憲訴訟(大阪)の判決が下された。内容は、原告の請求をいずれも退ける不当判決であった。 我々は、この裁判で、平成24年法改正によっていわゆる「特例水準」を解消させて合計2.5%もの年金削減処分を行ったこと、平成16年法改正によって導入され平成27年度以降適用が始まったマクロ経済スライド(内容は後述する)が...

「大阪教育集会2020~中学校教科書、ここが問題!」開催

2020年07月15日

弁護士 原野 早知子  2020年は中学校教科書採択の年である。5年前、大阪府下では、大阪市を初め複数の自治体で育鵬社の歴史・公民の教科書が採択された。フジ住宅では、経営者が、従業員を大量動員し、教科書展示会で、育鵬社の採択を求める意見を書かせた(本年7月に原告勝訴判決が言い渡されたヘイトハラスメント事件にも大きく関わっている)。 教科書、特に、育鵬社の教科書にはどのような問題があるのだろ...

ヘイトハラスメント裁判 ―― フジ住宅及び今井会長に対し110万円の 賠償命令! 職場において労働者の内心の自由が強く保障されることを明確に示した判決

2020年07月15日

弁護士 安原 邦博 1 フジ住宅ヘイトハラスメント裁判の判決が、2020年7月2日に大阪地裁堺支部(中垣内健治裁判長)で言い渡された。2015年8月31日に提訴して、約5年を経ての原告勝訴判決である。 判決が違法性を認めたフジ住宅及び今井会長の行為は次の3点である。 2 フジ住宅及び今井会長は、社内で全従業員に対し、ヘイトスピーチをはじめ人種民族差別的な記載あるいはこれらを助長する記...

2020年権利討論集会 ―― 319名の参加で盛況に終わる

2020年03月05日

事務局長・弁護士 谷  真介  本年2月15日(土)、エル・おおさかにおいて2020年権利討論集会を開催しました。全体会のみ、分科会のみの方も含め、合計319名の参加で、近年まれにみる大盛況となりました。 午前の記念講演では、政治学・社会思想研究者の白井聡さん(京都精華大学専任講師)にご講演いただきました。政治学の分野で記念講演をいただくのは2015年の中島岳志さん以来となります。事前には...

自衛隊の中東海域への派遣に抗議し撤回を求める決議

安倍内閣は、2019年12月27日、自衛官260名、護衛艦1隻とソマリア沖で海賊対処行動に従事している哨戒機P3C1機を中東アデン湾等に派遣する閣議決定を行った。 その後の2020年1月2日、米軍は、空爆によってイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した。米政府は、自衛行為であると主張するが、ソレイマニ司令官による差し迫った脅威は未だ示されておらず、かかる攻撃は国連憲章及び国際法に違反する疑い...

「表現の不自由展・その後」をめぐる自治体首長等の不当な言動及び文化庁の補助金不交付決定を批判し、同交付手続の明確化、透明化を求める決議

2019年8月1日から10月14日までの開催が予定されていた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」に出展されていた「表現の不自由展・その後」が、開会後わずか3日で中止に追い込まれた。 展示作品の中に、「慰安婦」をモチーフとした「平和の少女像」や昭和天皇の写真を使ったコラージュ映像があったことなどから、電話・メールによる脅迫的抗議が殺到し、「ガソリン携行缶を持参してお邪魔する」とのテロ予告のF...

パワハラ指針全面改訂とハラスメント禁止立法を求める決議

近年、トヨタ自動車や三菱電機といった日本を代表する大手企業においても若手社員が上司のパワーハラスメント(パワハラ)を原因として相次いで自死している。厚生労働省の総合労働相談コーナーには、2018年度に112万件の労働相談が寄せられているが、そのうち民事上の個別労働紛争相談(約27万件)の約3割がいじめ・嫌がらせの相談となっている。パワハラは労働者の人権を侵害するものであるばかりか、人材不足にあえぐ...

「北東アジアの平和共存のための日韓フォーラム」に参加して ――日韓の友好関係は市民の手で――

2020年01月15日

働き方ASU-NET 川西 玲子 最悪の時こそ市民の力で 日韓政府関係は戦後最悪の状況と言われる中で、こういう時こそ市民が交流することで関係を改善しようと「北東アジア平和フォーラム」が2 019年12月5日~7日、「冬のソナタ」で知られる春川市(チュンチョン市)で、日韓の市民活動家や研究者等約300人(日本からは140人参加)で開催された。世界で唯一の分断国家であり、分断自治体である江原道...

あらためて憲法を…  <年頭のごあいさつ>

2020年01月15日

会長 萬井 隆令  昨年1年、春は元号が「令和」に変わる問題についての異様なニュースの多さに不快を憶えたが、あとは、消費税、オリンピックにまつわる様々な問題が続いていると思ったら、年末になって、急に「桜を見る会」が浮上した。予算額は大きくはないが、安倍政権の陰の側面を全て含んでいる。 昨年の年頭の挨拶は「『美しい国』異聞」と題したが、『民主法律時報』はシュレッダーにかけないし、データも保存...

在阪改憲反対法律家5団体学習会――「日韓関係の歴史的経緯と北東アジアの平和構築」

2019年12月15日

弁護士 片山 直弥 2019年10月29日、在阪改憲反対法律家5団体(大阪弁護士会9条の会、大阪社会文化法律センター、自由法曹団大阪支部、青年法律家協会大阪支部、民主法律協会)による学習会がエル・おおさかで行われました。韓国問題研究所代表・康宗憲(カンジョンホン)さんから「日韓関係の歴史的経緯と北東アジアの平和構築 ~日韓関係解決の糸口を求めて~」というテーマでご講演いただきました。 韓国...