あらためて憲法を…  <年頭のごあいさつ>

2020年01月15日

会長 萬井 隆令

 昨年1年、春は元号が「令和」に変わる問題についての異様なニュースの多さに不快を憶えたが、あとは、消費税、オリンピックにまつわる様々な問題が続いていると思ったら、年末になって、急に「桜を見る会」が浮上した。予算額は大きくはないが、安倍政権の陰の側面を全て含んでいる。

昨年の年頭の挨拶は「『美しい国』異聞」と題したが、『民主法律時報』はシュレッダーにかけないし、データも保存しているから、読んでみて、我ながら驚いた。

安倍首相は「美しい国を…」など耳触りの良い言葉を好んで使うが、問題は実際に行なっていることだとし、辺野古基地問題の「県民の皆さまの気持ちに寄り添いながら、基地負担の軽減に向けて…」と言いながら、川柳で「寄り添った顔は白い眼馬の耳(三井正夫)」「沖縄に寄り添わないで寄り倒し(細木豊一)」と皮肉られる始末であること、「働き方改革」、「駆けつけ警護」、カジノ等々、「自分の言葉に酔っている風もある」と書いた。「言うこととやることが違う」とも述べて、「専守防衛」といいながら垂直離着陸戦闘機F35Bを搭載できる「多用途運用護衛艦」の建造=「何と呼ぼうと空母は空母(張本雅文)」、戦闘機をトランプの言い値で100機購入(保有は140機になる)、潜水艦も多数保有する等、国民に重要な情報は隠しながら、攻撃的な戦争体制作りを進めている、と指摘した。

今年の年頭の挨拶にそのまま流用しても違和感はない。「丁寧に説明する」と言いながら説明せず、陰では重要な資料を隠し改竄して逃げ回り、国会を閉じて国民が「忘れていく」ことを待つ姿勢はモリ、カケに続き、既視感がある。安倍首相は少しも成長しないし、「身の丈」発言の文科相や早々と辞任せざるを得なかった大臣など、周りにお友達を集め、国民の福祉を増進する本来の政治とはほど遠いだけでなく、憲法を改正し、戦争できる国作りには熱心な、危険極まりない内閣である。

憲法前文と戦争放棄を定めた9条に従えば、日米安保条約も、米軍基地も、自衛隊も一切要らない。憲法は日本という国の基本的な在り方を定めている。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」以上、その立場を国際的に拡大する努力を尽くすべきであるが、安倍首相はまったく逆方向に向かっている。福祉、医療、教育などでも反・国民的な施策が続く。これでは「美しい国」ではないではないか。安倍首相には退陣を迫り、力強く闘う以外にない、本物の「美しい国」を創るために。


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