分野別で探す

[労働]に関する記事

仲田コーテイング事件~労働契約法のワーク・ライフ・バランス条項を根拠として配転命令を無効とした事案(追記:本件は控訴審において裁判上の和解によって円満に解決しています)

2011年10月26日

<追記:本件は控訴審において裁判上の和解によって円満に解決しています> 弁護士 古 川   拓 (京都)  製造工場の製造課長に出された京都から横浜への配転命令の是非をめぐる争いにおいて、労働契約法のワーク・ライフ・バランス条項(3条3項)の趣旨から、住居の移転をともなう配転命令についてその当否判断には慎重であるべきと判断し、同命令を無効とした事例です。 ◇―事案の概要――解雇から撤回・...

職員基本条例案の撤回を求める声明

 橋下徹・大阪府知事が代表を務める大阪維新の会は、9月21日、大阪府議会に、「職員基本条例案」(以下、「条例案」という。)を提出した。  条例案は、都市間競争を勝ち抜くための新たな地域経営モデルに即応できる新たな公務員制度を確立し、「民」主体の社会を実現するために、公務員が地域の「民」のため全力を尽くす、優れた行政機関にすることを目的とするという(前文)。しかし、地方公共団体は、「住民の福祉...

日の丸・君が代強制処分条例に反対するつどい

2011年09月28日

弁護士 笠 松  健 一  2011年6月3日、大阪府議会で、府の施設での日の丸の掲揚と学校の行事において教職員に君が代の起立・斉唱を義務付ける「大阪府の施設における国旗の掲揚及び教職員による国家の斉唱に関する条例」が、単独過半数を占める「大阪維新の会」によって強行採決されました。そして、維新の会は、9月20日から始まる大阪府議会に、教職員が君が代の起立・斉唱を強制する職務命令に違...

徴税強化、社会保障の削減にストップを・・・「税と社会保障の共通番号制に反対するシンポジウム」を開催しました

2011年09月28日

弁護士  大  前    治  2011年9月8日(木)、「税と社会保障の共通番号制に反対するシンポジウム」が開催されました。会場の国労会館に、60名を超える参加者が集まりました。  シンポジウムに先立ち、坂本団弁護士(日弁連・情報問題委員会副委員長)から、政府が共通番号制を推進する民間団体を作るなどテコ入れに躍起であるとの報告がありました。その後、伊賀興一弁護士(自由法曹団支部長)が進行役と...

西谷先生「人権としてのディーセント・ワーク」出版記念講演

2011年09月28日

弁護士 増 田  尚  西谷敏・大阪市立大学名誉教授が「人権としてのディーセント・ワーク 働きがいのある人間らしい仕事」(旬報社)を出版されたのを記念して、7日、大阪労働者弁護団との共催により、西谷先生による出版記念講演会を開催しました。弁護士や労働組合員など74名が参加しました。  同著では、1999年ILO報告が提示した「ディーセント・ワーク」を切り口に、現代日本における労働をめぐる書面大...

「教育基本条例案」「職員基本条例案」を許さない9.6府民集会報告―さらなる公教育破壊と強権政治を許さないために2条例は撤回しかありません

2011年09月28日

 大阪教職員組合副委員長 末 光  章 浩  9月6日(火)エルおおさか大ホールで、標記府民集会が教育文化府民会議、民法協、大教組など8団体の主催で開催されました。当日は、チラシや新聞、インターネットで知った府民がかけつけ、用意した資料1000部がなくなり、ロビーにまで溢れるほどの人で埋め尽くされました。集会は2条例撤回を求める熱気と橋下「大阪維新の会」の横暴への怒りに満ちた素晴らしい内容で...

空の安全は?乗客サービスは? 働く人の生活は? 「JAL“再建”1年の検証」シンポジウムを開催

2011年09月28日

国土交通労働組合西日本航空支部 河 村  裕 治  昨年1月にJALが経営破綻し、8月に更生計画案を東京地裁に提出してから1年となる事から、民主法律協会関空プロジェクト会議では、JAL不当解雇撤回をめざす大阪支援共闘会議の協賛を得て、8月30日(火)「いきいきエイジングセンター」で約100人が参加したシンポジウムを開催しました。昨年9月に「関西の空を考える」シンポジウムを開催してから1年ぶりのこ...

阪神バス事件―障害者の労働条件に関する「合理的配慮」の廃止を争う

2011年09月28日

弁護士 立 野 嘉 英 事案の概要  A氏(43歳)は、1992年に阪神電気鉄道株式会社(以下、「阪神電鉄」)に入社し、バス事業部門で一貫して勤務してきたベテランのバス運転手である。ところが、1997年に受けた「腰椎椎間板ヘルニア」の手術の後遺症で「神経因性膀胱直腸障害」で「排尿・排便異常」の身体障害が残った。この障害は、排尿や排便を自分の意思でコントロールすることができず、下剤...

若年労働者の過労自殺事案・民事損害賠償事件提訴のご報告

2011年09月28日

弁護士 上 出 恭子 事案の概要  Kさんは、昭和55年生まれで、いわゆる「ロストジェネレーション」と呼ばれる時期にあたる平成15年3月に大学卒業後、思うような就職先が見つからず、アルバイトを続けていた。平成20年4月、コカ・コーラ商品の自動販売機オペレーションを行う関西ビバレッジサービス(株)の下請業者である日東フルライン(株)に正社員として入社し、トラックに乗って自動販売機に...

福住コンクリート面談禁止等仮処分事件

2011年08月31日

弁護士 喜 田 崇 之 はじめに  ご承知のとおり、今般、北港観光バス仮処分事件において、何らの理由を示すことなく労働組合の街宣活動を禁ずる旨の仮処分命令が下された。そのような中で、再び労働組合及びその組合員に対する街宣活動を禁止する仮処分命令が出たので、報告する。  組合は、建交労関西支部、弁護団は、徳井義幸、谷真介、喜田の3名である。 事案の概要  事案は複雑であ...